前のページで、ザッと室内機側の冷媒管の接続手順を紹介しましたが、ご理解いただけましたか?
文字だけでは、理解しにくい点も多いと思うので、このページで写真を交えて解説してますので、実際に冷媒管の接続作業をするときに、スマホやタブレットなどで確認しながら作業を進めてください。
このページのように写真解説されていれば、自分が行っている手順でいいのか一目瞭然でわかるので、まず間違うことはないでしょう。
そう思うと最近は本当に便利になりました。
それでは、早速写真解説を始めましょう。
ここまでのページを順番に進めて、すでにフレア加工は終わってると思います。
そして、前のページで接続の手順や持っておきたい冷媒管接続用オイルなども紹介しましたので、準備されていると思います。
全ての準備が整ったところで、それでは早速接続作業を行っていきましょう。
現在、フレア加工が完了して、画像のような状態だと思います。 |
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さあここからが本番です。!
前のページで解説したように冷媒管を真っ直ぐにします。 | |
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手で軽くフレアナットを根元まで締込みます。 | |
モンキレンチとトルクレンチでしっかりと締めて接続します。 | |
2分、3分両方を接続した状態。 |
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室内機の断熱材を被せます。 | |
※隙間が出来ないようにしてください。
隙間が出来ると冷暖房効率が下がります。 |
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外れないように、ビニールテープもしくは結束バンドで、しっかりと断熱材を留めてください。 |
ここまででもいいのですが私は、より確実に断熱するために巾広テープでしっかりと巻いておきます。
これで、室内機側冷媒管接続作業は終わりです。
文字解説を熟読してから、この写真解説を見ながら、施工するようにするとより確実な作業ができると思うので活用してください。
続いて、冷媒管のテープ巻きの方法を紹介しておきます。
室外機に至る冷媒管を紫外線などの影響から保護するためにテープ巻きを行います。
テープ巻きは、室外機側から室内機側へ向かって行い、テープを半分ずつ重ねて巻いていきます。
画像で紹介していますが、室外機側から巻いてくるというのには、それなりの理由があります。
それは、テープを半分ずつ重ねて巻いたときに巻き方向が上になり、雨水の浸入が少なく抑えられて冷媒管の保温材を乾燥した状態に保って、保温効果を落とすことがないのと保温材の劣化を遅らせると考えられるからです。
また、半分ずつ重ねて巻くことで、二重に巻いてるのと同じことになり、保護効果をより効果的に活用することが出来るようになります。
テープの巻き始めは、室外機のつなぎ込みの作業範囲外から始めてください。
テープの見た目をきれいにするためには、予め一緒に巻きつけるドレンパイプや渡り用配線をしっかり成形してビニールテープで予備巻きしておくのがコツです。
また、巻く力を一定にすることが大切で、力加減が違うと太いところと細いところが出来て見た目が悪くなります。
以上の点を守って、冷媒管のテープ巻きを行ってください。
次は、室外機への接続作業に移ります。
ここでの作業ミスは、エアコンの不良に直結する重要な作業なので、手順を確認して施工してください。