室外機接続と真空作業

室外機の接続手順(4 真空ポンプの使用方法(写真解説)

真空作業に必要な工具は揃ったでしょうか?

 

少々出費が嵩んだかもしれないけど、これもエアコンを確実に取付けて無駄な修理費用を発生させないための投資だと前向きに考えてください。

 

また、最初の頃に書いたように、もし必要がないと思うなら、オークションやフリマを利用して売ってしまえば、工具代金の半額くらいは返ってくると思うので、そう考えると結果的に安くなると思います。

 

そしてなによりエアコン取付のノーハウは、あなたのものになるので、今後自宅のエアコン取付けや知人、親戚などのエアコン取付も出来るし、ひょっとすると、そのまま仕事にすることだってできるので、エアコン取付ノーハウという財産が貴方のものになるということですから、まったくの無駄なんてことにはならないと思います。

 

では真空ポンプを使った真空引きを写真を交えて紹介することにしましょう。

 

前回、紹介したようにすでにサイドカバーとサービスポートのキャップは取り外したので、それから先の手順を紹介していきます。

 

真空作業に取り掛かる前に真空ポンプとゲージマニホールドをセットするので、接続状況を下の写真で確認してください。

 

真空ポンプ接続状況

 

今回は練習用のエアコンでの撮影なので、ゲージマニホールドを使っていますが、真空ゲージでも基本的な接続方法は同じなので、そのまま流用してください。

 

まず最初に、ブルーのチャージホースで、
ゲージマニホールドの 【LO】 バルブと室外機のサービスポートをつなぎます。
次に、イエローのチャージホースで、ゲージマニホールドの中間バルブと真空ポンプをつなぎます。

 

真空ゲージの場合、真空ゲージを真空ポンプに直接取付けるので、イエローチャージホースの接続が不要になります。

 

これで、真空ポンプの接続は完了です。

 

後は、真空ポンプに電源を繋いで運転すれば、真空作業は開始されるのですが、電源を入れる前にもう一度接続状況を確認してください。
指差呼称までとは言いませんが、しっかり確認するようにしてください。

マニーホールドゲージ確認

LO】ゲージの数値を確認してください。

確認できたら、真空ポンプの電源を 『ON』 にして運転を開始します。
チャージホース内のエアが排出され真空ポンプの音が変わりその後軽い運転音へ変化します。

ゲージマニホールドバルブ開放

運転音の変化を確認後、ゲージマニホールドの【LO】バルブを開きます。

バルブ開放と同時に、真空ポンプの運転音が大きくなり、冷媒管内のエアが排出されます。
通常配管距離、3~4m程度なら、数秒で軽い運転音に戻ります。
ゲージを確認すると、この時点で真空状態を示す値になっていますが、そのまま10分程度運転を続けてください。
配管内に残る湿度などを除去し乾燥させて、冷媒ガスに異物を混入させないためなので必ず守ってください。

 

真空状態確認

真空状態を確認し、マニホールドの【LO】を閉じて、そのまま10~15分放置します。

バルブ開放

放置して10~15分後に真空状態を確認し、ゲージが戻っていなければ問題ないので、室外機のガスバルブを高圧側から開放し、冷媒ガスが流れる音が止まってから低圧側バルブも開放します。

これで真空引きは終わりなので、室外機を元通りに戻して試運転します。
室外機の運転状況を確認し、室内側で冷房時には冷風が暖房時には温風が出れば全て完了です。

 

お疲れ様でしたm(_ _)m

 

とまあ、普通はこれで終わりなのですが、何らかのトラブルが発生した場合、その原因を突き止めなくてはなりません。
真空ゲージからトラブルの発生が確認できるので、トラブルが発生している状況を下の写真で確認してください。

 

トラブル発生状態

 

一目瞭然!

 

真空ゲージの針が半分くらい戻っているのが確認できます。
これは、配管内の真空状態が保てていないことを表して、その原因は室内機か室外機接続部分が多いので、もう一度フレア加工をやり直して真空作業を行うと多くの場合、真空状態が保たれた良好な状態になるはずです。

 

しかし、この作業を何度か繰り返しても、改善されない場合は、機械内の溶接部分などにピンホールなどが発生してることも考えられるので、
その場合メーカー修理を依頼することになります。

 

このようなケースは、ごく稀なケースですが、過去に私は実際に経験したことがあります。

 

このような状況をメーカー修理に伝えても、メーカー側は信用しません。
「出荷時に検品も行っているので、そのようなことは考えられない」
として、自社の提携取付業者を派遣してきて現場で何らかの設置不良箇所がないか、人の粗探しのようなことをしてきます。

 

このときに、十分な知識がなければ取付業者の言うがままにされて修理費用を請求されることも考えられますので、ご注意を!!

 

幸い私の場合、こちらもプロですから、相手の点検状況を見れば、何をしているのかも分るし、それ以前にガス漏れ検知器などを使って、接続箇所に異常がないことは確認済みですので、メーカーの取付業者が何を言おうと全否定して、最終的に機械そのものを交換させました。

 

そのときに使ったリークテスタがこれです。

タスコ(TASCO) TA430VA
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リークテスタ

このように、出来る限りの確認を行い、こちらの作業に問題がないことを確認して、メーカーの言いなりにならないことも無駄な出費を防ぐことにつながります。

 

機械不良なのに、何だかんだと言われてこちらの設置不良として、修理費や出張費、技術料などを支払う必要などありません。

 

因みに最近は、リークテスタも海外製の馬鹿げた値段のものがあるけど、あまり信用できた代物じゃないので、購入を考えている人は、
よ〜〜〜く考えてからにしたほうがいいですよ。

 

安物買いの銭失い」にならないように注意してください。

 

最後は、メーカーサイドとの攻防の仕方まで紹介したので、参考にしてください。

 

これで本当におしまいなので、快適な環境でお過ごしください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
m(_ _)m

 

最後までご覧いただいた方だけのおまけとして、エアコンの引越しなどで取外すときの手順を紹介しておきますので、引越しやエアコンの取付け位置を変更するときの参考にしてください。

 

 エアコンの取外し手順