https://diy-aircon.com/aircon4/aircon-16.html
引越しや取付け場所を変更することもあるでしょう。
そんな時には、手順どおりに取り外さなくては、引越し先や移設先で取付けても使い物にならないこともあるので、このページで紹介する取り外し手順は、個人の方から、エアコン工事を生業とする専門業者にも参考になる内容になっているので、熟読して手順を覚えてもらいたいと思っています。
エアコンを取外すには、最初に機械内を循環している冷媒ガスを戻す必要があります。
エアコンの取外しでいちばん重要な作業が冷媒ガスの回収なので、ここから冷媒ガスの回収方法を紹介しておきます。
エアコン内を循環している冷媒ガスの回収は、必ず冷房運転で行ってください。
暖房運転では、冷媒ガスを戻すことが出来ないので、夏場なら簡単に冷媒ガスを戻すうことが出来ますが、冬場の気温が低い場合は、普通に運転しても冷房運転にはなりません。
ですから多くのエアコンは、強制運転出来るようになっています。
強制運転ボタンは、機種によって取付け位置が違うけど、通常は室内機に向かって右側の運転ランプなどがある近くに設置されています。
もし、この強制運転ボタンが見つからないときは、ドライヤーを使って室内機の温度センサーを暖めて冷房運転にするようにしてください。
この場合、一人での作業は困難なので、誰かに温度センサーを暖め続けてもらってください。
冷房運転が確認できたら、室外機の接続バルブのキャップナットを取外します。
冷房運転が確認できたら、室外機の接続バルブのキャップナットを取外す。 | |
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高圧側バルブを閉める。 |
高圧側バルブを閉じた状態で冷房運転を続けると、普通の取付け状態なら、1分程度で冷媒ガスは完全に戻ります。
しかし、稀に1分程度では戻らないこともあるので、室外機の運転音が変るまで運転するといいでしょう。
これも注意が必要で、あまり長く運転を続けると冷媒ガスが循環していない状態なので、コンプレッサーに負荷が掛かって故障の原因となりかねないので、長時間運転するときには注意してください。
但し、配管長が長い場合には、もう少し時間が掛かる可能性もあります。
冷媒ガスが戻ったら、低圧バルブをしっかり閉じてください。
低圧バルブが閉まったら、エアコンの運転を止めてコンセントを抜いて冷媒管を外してください。
後は、冷媒管を外したバルブに異物が混入しないようしっかり養生しておいてください。
これで、室外機の取外しは完了なので、続けて室内機も取外せば、エアコンの取外しは完了なので、引越し先や違う場所に移動させて、
新しくエアコンを取付けるときと同じ手順で取付ければ、エアコンの移設は完了できます。
これで、新しく取付けるだけでなく、引越しなどのときも自分で出来るようになるので、またまた、無駄な出費を少し減らすことができます。