整った冷媒配管に必須のチューブベンダー
エアコンの取付の良し悪しの評価は外壁に施された冷媒配管の収まりで決まると言ってもいいほど外壁に施される冷媒配管というのは目立つものです。
エアコンの冷媒管の収め方にもいくつか方法があって、一番簡単でよく見かけるのが保護テープを巻きつけただけの簡易な収め方で、この方法は広く普及してますが、一番多く行ってるのが家電量販店関係のエアコンの取付業者です。
家電量販店の取付業者は、一日の取付ノルマが科されてるので、一台の取付けに時間をかけてる暇が無いというのがその大きな要因です。
だからといって、いい加減な取付をされたままでは後々目にするたびに後悔の念が湧いてくると思います。
そうならないためにも自らエアコンの取付をするときには、冷媒管を思い通りに曲げるのに必要なチューブベンダーを用意しておくべきです。
家庭用ルームエアコンに多く使われている(3/8)インチや(1/4)インチ程度の冷媒管なら、素手でも曲げることは可能ですが、曲げ部分をキッチリ収めようとすると、どうしても素手だとそう上手くいかないので、チューブベンダーを使って統一された曲げ半径や曲げ角度を確保する必要があります。
そして、最終的に室外機への接続部分の微妙な角度調整には、また別のチューブベンダーが必要になるので、その使い分けこそ、プロの職人と素人業者との違いに他なりません。
家電量販店の取付業者の中には、夏の繁忙期だけのアルバイトを雇って、数時間の取付け練習だけで、実際の取付現場へ派遣するようなところもあるようで、そんな業者では最終的な仕上がりなど気にすることもないし、仮に気にしたとしても、それを実現するだけの技術が無いので、どうすることもできないというのが正直なところです。
できることなら、そんな業者にもチューブベンダーの用途別の選び方と使い方を見てもらいたいと思いますが、残念ながらそんな業者が閲覧してる気配は全くないというのが検索結果から見て取れるのが本当に残念です。
でも今ご覧いただいてる方には、用途別で適切なチューブベンダーを選んで適切な施工を心掛けて、プロとしての仕上がりを目指していただきたいと考えています。
また、DIYでエアコン取付けにチャレンジする方でもちょっとしたコツを掴むだけで、プロ並みの仕上がりに近づくことができると思いますので、最後までご覧ください。
まずは多くのルームエアコンで採用されている3サイズが一つになった管理人お薦めのチューブベンダーから紹介を始めましょう。
お薦めの3サイズチューブベンダー
家庭用ルームエアコンの取付けによく使ってる3サイズチューブベンダーです。
この3サイズは、今販売されている家庭用ルームエアコンに使われている冷媒管サイズなので、これ一つあれば冷媒管の曲げ加工を行うことができるので、現場への持ち込み工具を減らせて重宝してます。
若干本体が大き目なので、あまり狭いところでは壁を傷付ける心配があるので注意が必要です。
それさえクリアできれば、とってもいいものだと私は思いますので、DIYでエアコンの取付を考えてる方にはお薦めします。
冷媒管のサイズは次の通りです。
| 冷媒管サイズ表 | ||
|---|---|---|
| 分表示 | インチ表示 | mm表示 |
| 2分 | 1/4 | |
| 3分 | 3/8 | 9.52mm |
| 4分 | 1/2 | 12.7mm |
| 5分 | 5/8 | 15.88mm |
| 6分 | 3/4 | 19.05mm |
ラチェットベンダー
タスコ(TASCO)のラチェットベンダーの中なら、左側のTA512Cをお薦めしておきます。
このタイプは、どちらかというと業務用エアコンやプレハブ式冷蔵庫や冷凍庫等の冷媒配管を扱う業者がよく使ってるタイプで、その中でも左側をお薦めしたのは、曲げ加工用のシューがアルミ合金製だからです。
右側は、強化プラスチック製で曲げ加工の後、外すのにかなり力が必要なので、現場でストレスを感じるからです。
これも実際に両方使った感想です。
一推しラチェットベンダー
BBKのラチェットチューブベンダーは今私がお薦めするベンダーで、
扱いやすく精度の高い曲げ加工ができるのが一番の推しポイントです。
レビューを見ても、ほとんどの人が高評価してるように、
広く認められた扱いやすさだということが伺い知れます。
レバー式カラーチューブベンダー
適応サイズが色で分かるカラーチューブベンダーも売れ筋といえば売れ筋ですが、
ノーマルに比べて、若干高いのが気になります。
レバー式ベンダー
カラーチューブベンダーと機能的には同じです。
ラチェット式と違って曲げ角度がさらに大きく、より複雑な配管経路への対応ができるので、狭い現場でのエアコン配管には、90°を超えた曲げ加工が必要な場面も少なくないと思いますが、必要になってから考えればいいと思います。
個人的には、通常のエアコン設置にはあまり必要ないと考えています。
スプリングベンダーほか
この二つは、簡易的に曲げ加工するときに使うもので、主に室外機接続部分の微調整に使うことが多いもので、
左側のTA510は、銅管の外側に付けて使うので室外機付近ではフレア加工前に使わなくてはなりません。
右側のTA510LSは、冷媒管の内側に通すタイプなので、フレア加工後でも使うことができるし、かなり奥まで入るので、離れた位置での微調整にも使えて便利です。
但し、極端にキツイ角度で曲げると抜けなくなるので、その点は注意が必要です。
因みにTA510LSは、3/8インチと1/2インチのセットなので、ほぼすべてのルームエアコンで使えます。
ウォールベンダー
ウォールベンダーは、主に室内から外に出たところの加工に使うもので、エアコンダクトを使うときのウォール部分に収める時に使うと便利できれいに収めることができるものです。
ですが、この部分の加工はさほど難しいものではないので、私は使ったことがありません。
というか、必要性を感じる時が無いと言ったほうが正しいかもしれないし、現場で使ってるところを見たこともないので、本職の職人は、ほぼ使っていないんじゃないかと推察されます。
大口径直管用ベンダー
ビルマルチエアコンのような大型エアコン設備の配管に使うのがインチサイズのような大口径の直管と呼ばれる冷媒管で、これまで紹介したような小さなベンダーじゃ話にならないので、専用の大型のベンダーが必要になるのですが、
電動ベンダーは、少し年式の古い中古車が買えるくらいの値段なので、よほどの専門業者じゃなければ必要ないとは思いましたが、ひょっとしたら探してる人がいるかもしれないと思ったので、載せておきました。
さて、ここまでいくつかチューブベンダーを紹介しましたが、仕事に見合ったものを適切に使うことで、見た目もいいプロの仕事の仕上がりにすることができますし、
DIYでエアコンの取付けに挑戦する方にも、仕上がりを意識して見た目の良いエアコン配管にしていただきたいと思っていますので必要なものを適切に使って、自身のお宅の見た目を良くするようにしていただいたいものです。

















