真空ゲージ、デジタル・アナログのメリットとデメリット
今のエアコンの取付けでは真空引きは必須作業なので真空ポンプは必須中の必須工具だし、当然それに付随する真空ゲージやマニホールドも必須だということです。
実際のエアコン取付現場では限られた時間の中で作業するのですが、その中でも真空引きは別格で、しっかり冷媒管内の空気を抜き、ガス漏れの確認をする重要な作業なので、ここだけは時間短縮とは無縁と言っても過言ではありません。
そんな中でも正確な計測と確認が最も大切なので、最近はデジタル真空ゲージを使ってる業者が多くなっています。
デジタル真空ゲージなら、僅かな漏れも数値として出るので、見逃す可能性は極めて低くなるし、確認も目視で簡単にできるので僅かでも時間短縮も図れるというものです。
しかし、良い点ばかりではなく、デジタルならではのデメリットとして、あまりにも正確過ぎて許容範囲の僅かな漏れでも敏感に反応してしまうので、かえって判断が難しくなることも少なくありません。
その点アナログ真空ゲージなら、目視じゃ確認できないくらいの極僅かな漏れなら、良い面で見逃すことができるという利点があり、デジタルゲージのように正確過ぎるがゆえに神経質になって無駄なフレアの切り直し等の作業をせずに済むという利点もあります。
しかしアナログ真空ゲージの場合、漏れに対して鈍感ということなので、放置時間を十分取らないと微妙な漏れを発見できないので、作業時間が長くなるデメリットがあります。
デジタル・アナログのメリット、デメリットを踏まえて
私はデジタル真空ゲージお薦めします。
お薦めのデジタル真空ゲージ
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| TASCO TA142MD | |
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今使ってるのがタスコ(TASCO)のデジタル真空ゲージです。
以前は二針仕様のアナログ真空ゲージを使っていたのですが、以前からデジタル真空ゲージが気になっていたので、エアコンシーズンに入る前に買ってしまいました。
（≧ω≦ ）デへ
やっぱりデジタルは良いです。
何より正確だし、一目瞭然で真空状態を確認できるので、以前と比べて漏れの判断が早くできるようになったので、少しは作業時間も短縮できたと思うので、これから真空ゲージを買うのなら絶対デジタル真空ゲージにすべきです。
アナログ真空ゲージの同等品
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| TASCO TA142MK | |
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このタイプは、真空ポンプに直接取付けるタイプなので、一度取付ければ一日の作業が終わるまで付けっぱなしでも問題ありません。
これは先に紹介したデジタル真空ゲージも同じなので、一日の取付台数が多い現場での作業や、
家電量販店の取付を請け負ってる業者には、うってつけの真空ゲージです。
また、このアナログ真空ゲージは、その名の通りウルトラミニサイズなので、取付けたままでもさほど邪魔になることも無いし、気にすることもありません。
しかし、直接真空ポンプに取付けてるので、ぶつけたりして変な力が加わると真空ポンプ側のバルブを損傷する可能性も無いとは言い切れないので、取り扱いは慎重に願います。
デジタル・アナログの中でもこの二つはお薦めです。
アナログ真空ゲージ上向き取付けタイプ
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| TASCO TA142XK | |
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このタイプは、真空ポンプの取付け部分が外側向きのもの用に、取付け口がＬ型に曲がってるので、その分真空ポンプ本体との隙間が大きく引っかかるリスクが高くなるので、あまり使ってるのを見た記憶がありません。
そんなリスクをとるくらいならチャージホースを使うほうが安全なので、私ならそうします。
アナログ真空ゲージ 縦型
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| TASCO TA142VK-2 | TASCO TA142VK-3 |
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紹介した二つは使用状況が限定されていたりするので、内容をしっかり確認して求めてるものかどうか見極めてから購入を検討するようにしてください。
ゲージマニホールド
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| TASCO TA122MB | TASCO TA122G |
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以前はエアコンの取付業者なら必ず持っていたゲージマニホールドだけど、
今では、エアコンの修理業者やメンテナンス業者くらいしか使わなくなったので、メーカーとしても新しいものを開発することもなくなったようで、徐々に撤退が進んで今では数えるほどになってしまいました。
でも、エアコンのメンテナンスで状況を確認するには必要なので、紹介しておかないといけないと思ったので、こうして掲載してます。
シングルゲージマニホールド
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| TASCO TA123DG-1 | TASCO TA123C |
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簡易的なゲージマニホールドですが、今の状況ならこれで十分だと私は思います。
以前のように、チャージングシリンダーから冷媒ガスをチャージすることもなくなったし、本当に圧縮値等を測るのが主な用途なので、本格的なゲージマニホールドじゃなくてもいいんじゃないでしょうか。
ゲージマニホールドセット
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| TASCO TA122FB | |
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ゲージマニホールドをどうせ買うなら、このセットがお薦めです。
専用ケースに必要なものが入っているので、他に買い足すものも無く割安で揃えることができてお得だし、持ち運びも保管も楽なのがいいです。
他にも違うメーカーからもセット品は販売されていますが、実際に使った感想から信頼できるセットなのでお薦めできるものを一つ紹介しておきます。
BBK 410-FMK
チャージホース
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| TASCO TA132AF(92cm) | TASCO TA132AA(92cm) |
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チャージホースも真空引きには必須なので、普通のものとバルブ付きチャージホースを紹介しています。
私はバルブ付きチャージホースを使っているのですが、ハンドルを横にするだけで素早く閉栓できて作業的にも楽なので、どうせ選ぶならバルブ付きチャージホースをお薦めしておきます。
真空ゲージのバルブは回して閉めなくてはならないので、地味に面倒くさく感じるものなので、チャージホースにバルブがあれば断然楽になって、地味に面倒くさい作業から解放されます。
(o^―^o)
紹介してるのは、どちらも92cmの標準仕様ですが、実際に使うとちょっと短く感じることが多いので、個人的には150cmをお薦めしておきます。
作業場所が狭くて真空ポンプを室外機の上において真空引きをしようとしたら、ほんの数センチ短く、真空ポンプが傾いてしまうことが多々あるので、初めから150cmの長い方を選んでおけば、つまらないことでストレスを感じることも無くなりますからね。
真空ゲージのまとめ
| ●デジタル真空ゲージ | |
|---|---|
| 正確・短時間で漏れの判断ができ、簡単に確認できるのでDIYでもお薦め。 | |
| ●アナログ真空ゲージ | |
| いい意味でアバウトだが、漏れの確認に時間が掛かるデメリットがある。 | |
| ●チャージホース | |
| 作業性を考えてバルブ付きを推奨！長さは150mmをお薦めします。 | |
| ●ゲージマニホールド | |
| 持つとしたら本職でもメンテナンスを行う業者に限られる。 |
最適な工具を選んで適切な取付を行い、エアコンの性能を最大限発揮できるようにしてください。