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エアコン冷媒管 フレア加工・締め付けの正しい手順

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エアコンの冷媒管の接続は冷媒ガス漏れを防ぎエアコンの性能を最大限発揮させるために重要な作業です。
そのためにもフレア加工やトルクレンチを使ったフレアナットの締め付けを適切に行わなければ、冷暖房不良の原因となります。
これらの作業のポイントと注意点を現場の経験からシンプル且つ、要点をまとめて紹介します。
エアコン設置の成否を分ける作業なので、最後まで読み進めてください。

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冷媒管接続でのフレア加工とトルクレンチの締め付けについて

フレア加工の準備

冷媒管の接続で最も重要なのがフレア加工なのですが、実際にフレア加工を行うまでにしなくてはならない大切な作業がいくつかあるので、まずはそのあたりから紹介します。

作業タイトル表示画像フレア加工前の下準備作業の流れ

  1. 室内リードパイプから室外機接続口までの長さを測ります。
  2. ペアコイルの端を踏んで転がすように伸ばします。
  3. 必要な長さで断熱材をカットします。 (少し長くするのがコツです。)
    カットの際、カッターナイフの刃が軽く銅管に触れる程度の力でカットしてください。
  4. チューブカッターを使って銅管をカットします。
  5. 残ったペアコイルの切断部をビニールテープ等でゴミが入らないように養生します。

これで必要な長さの冷媒管を確保することが出来ましたので、続いて冷媒管のフレア加工前の処理の手順を紹介します。

作業タイトル表示画像冷媒管切断面の処理

  1. 断熱材を少しずらして、銅管をむき出しにします。
  2. クランクリーマーを銅管の切り口に当てがって、数回くるくる回します。
    クランクリーマー加工状況画像
    この時、冷媒管の切り口を少し下向きにするのがコツです。
    こうすることで、削り屑が中に入るのを防ぐことができます。
  3. 仕上げヤスリで削った面の返りを軽く2、3回撫でるように削ります。

最後に冷媒管の口を下に向けて軽く叩いて、中に残ってる削り屑を出せばフレア加工の下準備は終わりです。
因みに私が使ってるクランクリーマーと仕上げヤスリは、下記に紹介したものですが、初心者でも使いやすくて失敗することは考えにくいくらい簡単です。

タスコ(TASCO) クランクリーマー TA520CKの画像です。タスコ(TASCO) 仕上げ用ヤスリ TA530Yも画像です。
TASCO TA520CKTASCO TA530Y
楽天はこちらタスコ(TASCO) クランクリーマー TA520CK楽天はこちらタスコ(TASCO) 仕上げ用ヤスリ TA530Y

これらの工具を使って加工したのが、画像の状態です。

冷媒管切断面加工前の写真冷媒管切断面加工後の写真
加工前加工後

切ったままの状態だったものがクランクリーマーを使うことで内側が斜めに削れています。
これでフレア加工をしてもフレアにバリなどが付着して傷を付ける心配も無いので、
フレア加工で失敗するリスクを限りなくゼロに近づけることができます。

失敗しないフレア加工の正しい手順

エアコン取付けでフレア加工が最重要ポイントでプロでも慎重さが求められるし、加工後の確認も入念になるのは当然です。
それだけにDIYでエアコンの取付を行おうとしてる方や経験の浅いエアコン取付業者にとっては、少々ハードルが高いように感じるかもしれないけど、フレア加工のポイントを知ってれば、そんなに難しい作業ではないので、現場で培ってきた失敗しない手順とポイントを分かりやすく紹介します。

作業タイトル表示画像フレア加工に必要な工具

フレア加工に必要なフレアツールですが、
私がおすすめするのは、このフレアツールです。

タスコ(TASCO) ショートサイズフレアツール TA550Yの画像です。
TASCO TA550Y
楽天はこちらタスコ(TASCO) ショートサイズフレアツール TA550Y

このフレアツールは、家庭用壁掛けルームエアコンに必要なサイズに特化してるので、
『2分・3分・4分』しかゲージバーにはありません。
それだけに短くて取り回しがいいので使いやすいし、持ち運びや保管にも便利です。
これとよく似たものに【BBK 700-FNPA】があるのですが、どちらを選んでも遜色ありません。

エアコンの取付を専門にするのなら、電動フレアツールが必須でしょう。

BBK 新型電動フレアセット RF20S2の画像です。
BBK RF20S2
楽天はこちらBBK 新型電動フレアセット RF20S2の画像です。

この電動フレアツールは業者間では超有名な機種なので、使い勝手の良さはお墨付きです。
このほかに価格の安い【TASCO TA550SF】もあるけど、RF20S2に慣れてる人にとっては、ちょっとフレアセットの方法が違うので使いにくく感じるかもしれません。

フレア加工の手順と注意点

フレア加工の前に室内機リードパイプや室外機に取付けられているフレアナットを外すのですが、フレア加工するナットだけ直前に外すと、機械内への異物混入のリスクを軽減できるので、習慣付けてください。

フレアツールの各部の名称

作業タイトル表示画像フレア加工の手順

  1. フレアナットを冷媒管に差し込みます。
  2. フレアツール横のクランプハンドルを緩めて本体を端まで移動します。
  3. ケージバーを開いて冷媒管を適合するサイズの位置に、ケージバーと面を合わせてセットします。
    冷媒管セットかの解説図です。
  4. フレアコーン本体をガイドラインに合わせてクランプハンドルをしっかり締めます。 フレアツールセット解説画像
  5. 本体ハンドルを締める方向に回して、フレア加工します。
  6. 締め込んでカチッと音がして空回りするまで締まったら、逆回転させて偏芯コーンを戻します。
  7. クランプハンドルを解除してフレアコーン本体を元の位置に戻してケージバーを開いて冷媒管を外します。
  8. フレアの状態を確認して問題なければフレアの完成です。

完成したフレアの状態は写真でご覧ください。

フレア加工部の確認フレアの確認画像

完成したフレアに傷などが無いか確認して、完成したフレアがフレアナットに収まることを確認すればフレア加工は完成です。

フレア加工完成までのまとめ
フレア加工はエアコン取付けの成否を左右する最重要の工程なので、
ここまで紹介してきた手順を順守して、失敗のないフレア加工を心掛けてください。
次は、冷媒管の接続時のポイントと注意点を解説します。

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