エアコンを取付ける前に、室内機・室外機の設置場所の確認が必要で、
室内機・室外機ともに本体の大きさに加えて作業スペースも考慮しなくてはならないので、事前に実測することをおすすめします。
エアコン取付前の設置スペースと設置環境の確認事項
設置場所の確認項目は次のようなものになります。
- 室内機を取付ける位置の高さや幅が十分確保できるか。
- エアコン専用のコンセントがあるか。
- 冷媒管を通す壁貫通があるか。
- 室外機の設置スペースを十分確保できるか。
最低この4項目は確認が必要です。
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室内機取付位置の高さと横幅を確認する
室内機の取付高さと幅を確認するときは、室内機本体の高さに加えて、4cm程度プラスして確認してください。
プラス分は室内機を取付背板に引っ掛けるときの掛けしろとして必要なので忘れないでください。

天井面から40と表示されているのが先に書いたプラス4cm分です。
室内機取付位置を確認のとき、長押(なげし)などがある場合、天井面から40mmプラス室内機高さの寸法が確保できるか確認してください。

エアコン専用コンセントと専用回路を確認
エアコン専用コンセントの有無の確認は大切なので、壁コンセントの有無は勿論のこと、出来れば分電盤に室内機取付け位置のエアコン回路があるかも確認するようにしてください。
エアコン運転時は大きな電流が流れるので、他のコンセントと併用になってると容量オーバーでブレーカーが遮断され、エアコン以外に同じ回路で使ってる電化製品の電気も遮断されて不具合が生じるおそれがあります。
仮にパソコンで大事な仕事をしてる時にバックアップを取る前に停電になったら、それまでのデータが全て飛んでしまうことになって、それまでの努力が水の泡になってしまう悲劇が訪れるかもしれません。
そのほかの確認事項としては
- 供給電圧を確認する。(100V 200V)
- ブレーカー容量を確認する。
分電盤の確認の時には、これらも同時に確認するようにしてください。
もし何か問題があれば電気工事が必要となるので、お近くの電気工事店もしくは家電販売店に相談してください。
ご存知だと思いますが、電気工事を行うには電気工事士資格が必要なので、自分でやろうとしないで電気工事業者に依頼してください。
但し、ご自身で電気工事士資格を取得してる場合は、問題ないので安全に注意して作業してください。
壁貫通孔の有無を確認
冷媒管を通す壁の貫通が無いときは新たに壁を貫通しなくてはならないので、壁貫通用のコアドリルや電動ドリルが必要になります。
ちなみにコアドリルと電動ドリルは、下の写真のようなものを用意する必要があります。
個人所有の戸建住宅なら承諾さえもらえれば、問題なく貫通できますが、
個人所有であってもマンションのように建物が共有物の場合、管理組合等の承諾が必要ですが、仮に承認されたとしても、鉄筋を切ることは承認されないと思うので、実質貫通は不可能だと考えておかなくてはなりません。
室外機の設置スペースを確認
室外機設置スペースの確認ポイントは、次のようなものです。
- 室外機が思ってるところに収まるか。
- 接続作業ができるか。
- 吹き出し方向に障害物がないか。
- 風通しは良いか。
この4項目は、しっかり確認してください。

室外機の設置スペースは図のように風通しの良さと共に、冷媒管を室外機に接続するスペースの確保も重要なポイントとなります。
仮に接続スペースが狭いと正確な接続が難しくなり、ガス漏れリスクが高まるので、出来るだけ広いスペースを確保したいところです。
多くの方が室内機、室外機の設置場所の確認を目視だけで済ませているようですが、
「ここなら大丈夫だろう」で決めると、思っていたような取付が出来ないことも考えられるので、メジャーを使ってできるだけ正確に測っておくことをお薦めします。
特に多いのが、室外機の設置スペース不足や接続作業スペースが確保できず、思っていた方向に室外機が設置できないケースです。
マンションのベランダに室外機を設置する際、下の画像のように設置しようと思っていても、スペース不足で設置できず窓に室外機がかかってベランダへの出入りがしづらくなってしまったり、吹き出し方向が窓の方に向いてしまって、夏場の熱風や冬場の冷風が当たって、冷暖房効率を下げてしまうなどの弊害が生じてしまいます。

冷暖房の効率が下がり、エアコンはフル運転に近い状態をキープしなくてはならないので、
当然電気料金が余計にかかるので、適切な設置に比べて電気料金が高くなります。
また夏場は室外機に直射日光が当たることで、室外機の熱交換効率が低下して電気使用量の上昇につながるので、夏場は室外機に日除けをするなどの対策をするのが望ましいでしょう。
逆に冬場は直射日光を活用して暖房効率を上げることで、多少なりとも電気の使用量を抑えることが出来るので、季節に応じた対策を心掛けるようにしたいものです。
これは、各家庭で出来る節電対策の一つなのでお試しください。
電気の使用量を抑えることで、多少なりとも電気料金を下げることも出来るし、地球温暖化を遅らせることにもつながり、私たちの子供や孫たちが背負う、無駄なコストを少しでも下げることが期待できるので、各家庭で少しの気配りをお願いしたいものです。


